華麗なる一族 第四回

どんなに落ち込んでも、05年のライブを見れば立ち直れるのに、初めて無効。特に「DAWN」が流れる時、撃沈。大好きな唄と歌詞なだけに泣きたくなる。
「遠慮なく甘えて欲しい。」
この言葉に弱いです。鉄平にこんな言葉をかける人に弱いです。鉄平の周りにこんな人が少な過ぎますよ!甘えていいはずの本当のお父さんはどこに居るんだよ!そっか、この時あのお父さんは、鉄平に泣ける位優しい言葉を掛けるもう一人のお父さんを、間接的に殺すような事をやっている。電話を掛ける前に頬を振らなくていい、心の葛藤を見せなくていい、どうせ社員のため金融再編のせいとか言い訳して、実は自分を守るだけだから。
大川さんの言葉を聞いて、少し華麗〜から離れ、似たようなシーンが幾思い出した。「甘えていいよ」と同じように、「私だって、直季を救えるから」と言う由理と、何も言わなくて、ただただ泣き崩れる信長を抱きしめる濃姫の二人の存在も、大きかった。好きと言うより、感激が大きい。強がりな、孤独な、耐えられない事を一人で耐えようとする救いようのない男の傍に居てあげて、本当に有難かった。
大川さんの言葉に涙が出そうな鉄平、由理の「好き」より「あなたを救う」で立ち止る直季、誰も居なくなり濃姫の手を掴んだ信長・・・この三人の気持ちは、痛いほど分かる。
由理にもっと直季の傍に居て欲しかった、二人で笑いを分けて痛みも分けて歩いて欲しかった。大川先生にもっと鉄平を甘えさせてあげたかった、支えて欲しかった。結局こんな運命じゃないけれど、二人に本当に有難うございました。
何書いてるか自分もわからなくなってきた。こんな時限って上手く言えない。